予防矯正
幼児期の咬み合わせ不良や指しゃぶり等の悪癖を放置すると、上下の顎の発育バランスが悪くなったり、
顎のズレに気づかずその後の矯正治療が困難になったりする場合があります。
顎の骨の成長が旺盛な時期に良い咬み合わせに導くこと(咬合誘導)は大変有益です。
こどもの矯正(小児矯正)
診査時に模型及びレントゲン等を資料とします。
その中で特にセファロレントゲン(横顔のレントゲン)により、歯並びだけに気を取られないで上下顎のバランスを把握することが重要です。
- 歯だけが不揃いなのか
- 骨格がゆがんでいるのか
- 骨格の成長不良なのか
等を見極めることが大切です
チェック時期
ご本人や保護者の方がどこか不調や違和感を感じられたら
なるべく早期にご相談下さい。
できれば上下前歯の永久歯が2~4本萌出する時期が
望ましい時期です。
※個人差はありますが概ね小学1年の夏頃と思います。
チェック項目
- 指しゃぶりや唇をかむ癖がある。
- 鼻がよく詰まる。(扁桃腺が腫れる)
- お口で息をする。(ポカンと口を開けている)
- 下顎が小さく感じる。
- よく頬づえをついている。
- 顎が出ている。
- 上の歯で下の歯が見えない。
- 家族に歯並びの悪い人がいる。
こどもの矯正(小児矯正)症例
小児一次矯正 治療期間:8ヶ月 8歳女子
主訴:咬みあわせが反対になっている。奥歯も反対になっている。
咬合誘導 治療期間:1年3ヶ月 8歳男子
主訴:歯がデコボコしている。