セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例

/ 板垣賢治

BEFORE

セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例BEFORE

AFTER

セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例BEFORE

治療情報

症状
歯が欠けた
口臭が気になる
治療方法
まず精密齲蝕除去&暫間修復を行い
次に歯周組織再生療法を行うことで歯周組織の回復を行いました。
再生療法についてはこちらをご覧ください。

数か月後、排膿もなくなり健康な歯周組織に回復したので補綴治療（セラミックオーバーレイ）を行いました。
費用
e-maxクラウン　　￥140000
テンポラリークラウン　￥8000
歯肉縁下処理　￥25000


※価格は予告なく変更される可能性があります。
備考
歯が欠けたとのことでご来院されましたが、メタルインレー

患者様情報

年代
40代
性別
女性

治療方法

セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法01
歯が欠けてしまったとのことでしたが精査すると頬側から膿が出ていました。

まずは歯の応急処置を行い、膿の原因を取り除くところからスタートします。

セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法02
詰め物を除去すると中でウ蝕が広がってしまっているのが分かります。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法03
ウ蝕検知液で染めたところです。

セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法04
何度も染色しては切削を繰り返し、丁寧に軟化象牙質を除去していきます。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法05
クラック（歯のヒビ）に沿ってウ蝕が進行してしまっています。

ウ蝕が歯髄部分まで達していたのでMTAセメントを使って覆髄していきます。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法06
MTAセメントを使って緊密に封鎖
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法07
噛み合わせの影響で大きなクラックが入ってしまっていました。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法08
ウ蝕の範囲が大きかったので応急的な治療を行い、flap手術へと移行しました。


骨が再生されるまでひとまず様子を見ます。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法09
約８か月後、歯周ポケットが改善されたのでクラウン治療へと移ります。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法10
支台歯形成をしたのちクラウンの印象を行います。


印象時も細心の注意を払って精密に印象していきます。

ここでクラウンの精度が決まるといっても過言ではありません。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法11
後日、出来上がったe-maxクラウン（二ケイ酸リチウム）をセットしていきます。


まずは歯面処理を行います。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法12
クラウンを接着
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法13
その後きれいに研磨していきます。

歯とセラミックの縁が見えないほど適合が良い状態です。
これは腕の良い技工士が作成し、なおかつ歯科医師も細心の注意を払って作業をすることで初めて達成できる事です。
これらの拘りが、10年以下ですぐ壊れてしまうようなセラミックか20年以上問題なく使えそうなセラミックかの違いを生みます。
セラミックオーバーレイで銀歯の二次カリエス、破折を修復した症例治療方法14
樋状根であり、抜歯の選択肢も考えられましたが何とか残すことができました。


セラミック治療をお考えの方は是非イタガキ歯科・矯正歯科へ