BEFORE
AFTER
治療情報
- 症状
- 前歯の隙間が気になる。
高校を卒業したら遠方に引っ越しすることになるので、それまでに治したい。 - 治療方法
- 部分矯正により正中離開(すきっ歯)を改善し、左右側切歯の矮小歯をラミネートベニヤにて修復することとしました。
オーバーバイトも深かったため可能な限り矯正治療にて改善しました。
- 費用
- 部分矯正 ¥370,000 調整費別
歯肉整形 ¥15,000×4本
ラミネートベニヤ¥155,000×2本
プロビ(仮歯) ¥8,000×2本
合計¥756000
※価格は予告なく変更される場合があります。
- 備考
- 代替案として下記が挙げられます。
①ラミネートベニヤをせず、すべて矯正治療にて完結する方法
メリット : ラミネートベニヤ代金がかからない。
デメリット: 小さい歯はそのままなので見た目のバランスが悪い。矯正治療のみで仕上げようとすると時間がかかる&多少手荒な矯正治療プランになる。
②矯正治療を行わずダイレクトボンディングのみで正中離開を改善する。
メリット :治療費、治療時間のコストが圧倒的に少なくなる。
デメリット:歯の大きさのバランスが不調和になる。
もし部分矯正をせず、正中離開のみ治療を行った場合はこちらのような仕上がりになります。
患者様情報
- 年代
- 10代
- 性別
- 女性
治療方法
前歯の隙間が気になるとのことで来院。
隙間だけではなくオーバーバイトも深い為突出感もあります。
隙間だけではなくオーバーバイトも深い為突出感もあります。
幸いにも前歯以外のかみ合わせは悪くなかったため、部分矯正にて対応する事になりました。
当院では基本的に部分矯正を推奨しておりませんが、こちらの患者様のようにかみ合わせの状態が良い方には推奨させていただきます。
当院では基本的に部分矯正を推奨しておりませんが、こちらの患者様のようにかみ合わせの状態が良い方には推奨させていただきます。
インビザラインでの部分矯正も可能でしたが、今回のケースではコストパフォーマンスが悪くなる&時間がかかる為ワイヤーにてスピード&コスト優先で治療を行いました。
矯正治療は6ヵ月で完了しました。
矯正治療は6ヵ月で完了しました。
矯正治療完了後です。
当初はこのままラミネートベニヤの施術予定でしたが、歯肉が歯を覆っている量が多く歯の縦の長さが短く見えてしまう状態であると判断し、歯肉整形をこの時点で提案させていただきました。
歯肉整形を行わない状態でラミネートベニヤを行うと、おそらく幅が広く高さがないような見た目になっていたと思います。
当初はこのままラミネートベニヤの施術予定でしたが、歯肉が歯を覆っている量が多く歯の縦の長さが短く見えてしまう状態であると判断し、歯肉整形をこの時点で提案させていただきました。
歯肉整形を行わない状態でラミネートベニヤを行うと、おそらく幅が広く高さがないような見た目になっていたと思います。
歯肉整形中の写真を示します。
画像左手が整形後、右手が整形前になります。
画像左手の方が歯の形のバランスが美しく見えることがわかるでしょうか?
画像左手が整形後、右手が整形前になります。
画像左手の方が歯の形のバランスが美しく見えることがわかるでしょうか?
歯牙のラミネートベニヤ形成後の写真です。
歯肉整形後は歯肉の形態付与の助けとなるように、即日形成及び即日プロビジョナルレストレーション(仮歯)を装着します。
歯肉整形後は歯肉の形態付与の助けとなるように、即日形成及び即日プロビジョナルレストレーション(仮歯)を装着します。
プロビジョナルレストレーション(仮歯)の作成にはCEREC(セレック)を使用します。
3Dスキャンおよび3D設計を行い、その場でプロビジョナルレストレーション(仮歯)を作成することができます。
※当然ながらこちらの画像は当院ではありません。
3Dスキャンおよび3D設計を行い、その場でプロビジョナルレストレーション(仮歯)を作成することができます。
※当然ながらこちらの画像は当院ではありません。
こちらが出来上がったプロビジョナルレストレーション(仮歯)になります。
出来上がったものを多少修正&研磨してから装着します。
※当院は現段階では最終補綴物はCERECを使用しておりません。
出来上がったものを多少修正&研磨してから装着します。
※当院は現段階では最終補綴物はCERECを使用しておりません。
歯肉整形およびプロビジョナルレストレーション(仮歯)装着が完了した写真です。
術直後の歯肉はこのようになります。
術直後の歯肉はこのようになります。
術後翌日に歯肉整形部の洗浄およびチェックに来ていただきました。
その際にプロビジョナルレストレーション(仮歯)の形態に不満がないか?色彩に問題がないか?などのヒアリングを行います。
もし形態や色に不満があればその時点で改善し最終補綴物の形態に適用します。
また、歯の色の測定および写真撮影も行います。
その際にプロビジョナルレストレーション(仮歯)の形態に不満がないか?色彩に問題がないか?などのヒアリングを行います。
もし形態や色に不満があればその時点で改善し最終補綴物の形態に適用します。
また、歯の色の測定および写真撮影も行います。
2週間後、出来上がったセラミック(e-max)がこちら
ラミネートベニヤ接着時にはラバーダム防湿を行います。
ラミネートベニヤは正確な接着操作を行わなければすぐに破折や脱離を起こしてしましますので、接着工程は非常に重要な要素となります。
(画像左手の側切歯は歯肉圧排前のラバーの状態、画像右手の側切歯は歯肉圧排後のラバーの状態になります。形成済の歯牙の歯肉圧排、これが意外と難しいんです。)
ラミネートベニヤは正確な接着操作を行わなければすぐに破折や脱離を起こしてしましますので、接着工程は非常に重要な要素となります。
(画像左手の側切歯は歯肉圧排前のラバーの状態、画像右手の側切歯は歯肉圧排後のラバーの状態になります。形成済の歯牙の歯肉圧排、これが意外と難しいんです。)
粉を吹き付ける装置にて接着面の確実な清掃を行います。
セメンテーションの準備中の写真です。
様々な接着処理を行います。
様々な接着処理を行います。
コンポジットレジンをセメントとして利用し、光を当てて硬化させます。
余剰レジンを除去します。
接着が完了しました。
天然歯は乾くと色が白く変色する為、色彩の不一致があるように見えますが、ラバーダムを外して1時間ほどすれば色はなじみます。
天然歯は乾くと色が白く変色する為、色彩の不一致があるように見えますが、ラバーダムを外して1時間ほどすれば色はなじみます。
治療後1週間が経過した状態です。
歯肉、ラミネートベニヤ共に自然になじみました。
歯肉、ラミネートベニヤ共に自然になじみました。
なるべく天然の歯の状態を維持したまま審美的な改善ができました。
天然の部分を多く残すことで侵襲が少なく済みます。
天然の部分を多く残すことで侵襲が少なく済みます。
非常に美しく自然な仕上がりになり、患者様には満足していただけました。