BEFORE
AFTER
治療情報
- 症状
- 何もしなくても激痛が走る。左下付近が全体的に痛い、どこが痛いのかよくわからない
- 治療方法
- 不可逆性歯髄炎に対する精密根管治療
痛みの原因歯を特定し、治療を行いました。 - 費用
- ¥69800
患者様情報
- 年代
- 10代
- 性別
- 男性
治療方法
今回は原因の特定が困難でした。
激痛ではあるものの、視診では痛みの原因となり得そうな場所が見当たりません。
痛みの原因を特定するためにさらに問診、打診、温度診など詳しく行い、左下4の歯髄炎を疑いました。
激痛ではあるものの、視診では痛みの原因となり得そうな場所が見当たりません。
痛みの原因を特定するためにさらに問診、打診、温度診など詳しく行い、左下4の歯髄炎を疑いました。
CTを撮影すると根尖部に透過像(根の先に黒い影)が見受けられました。
非常に診断は難しかったですが様々な要因を加味し「不可逆性急性歯髄炎」(もう正常な状態へ回復する見込みのない、歯の神経の炎症)と診断しました。
原因は打撲や咬合性外傷や中心結節などが疑われます。
このまま放置すると根尖部の歯槽骨破壊が進んでしまします。(歯を支える骨が溶け、ひどい場合は抜歯となるリスクがあります。)
非常に診断は難しかったですが様々な要因を加味し「不可逆性急性歯髄炎」(もう正常な状態へ回復する見込みのない、歯の神経の炎症)と診断しました。
原因は打撲や咬合性外傷や中心結節などが疑われます。
このまま放置すると根尖部の歯槽骨破壊が進んでしまします。(歯を支える骨が溶け、ひどい場合は抜歯となるリスクがあります。)
後日緊急でご予約をとり治療を開始
ラバーダムを装着し洗浄することで汚染リスクを低減します
十分な準備をし精密根管治療を開始
ラバーダムを装着し洗浄することで汚染リスクを低減します
十分な準備をし精密根管治療を開始
状態の良い歯なので、切削量は最小限にとどめました
血流はなく歯髄は原型をとどめていないことが確認できます
灰色に変色した壊死歯髄が出てきました
血流はなく歯髄は原型をとどめていないことが確認できます
灰色に変色した壊死歯髄が出てきました
分岐部が非常に湾曲していることに加え、分岐後の根管が非常に細いことがうかがえます。
そして青の線で引いた根の分岐をみると、分岐部の歯質の厚みもなく下手に作業をするとパーフォレーション(「穿孔」とも呼ばれ、穴をあけてはいけない場所に穴をあけてしまう事)を起こすことが考えられます。
そして青の線で引いた根の分岐をみると、分岐部の歯質の厚みもなく下手に作業をするとパーフォレーション(「穿孔」とも呼ばれ、穴をあけてはいけない場所に穴をあけてしまう事)を起こすことが考えられます。
治療を開始すると予想通り根管は非常に細く、先端が0.08mm幅のファイル(根を掃除する溝付きの針の事)でも容易に根尖に到達できないほどでした。
時間はかかりましたが、天然の根管形態を損なう事なく根管形成&洗浄ができました
時間はかかりましたが、天然の根管形態を損なう事なく根管形成&洗浄ができました